おのみち歴史博物館
おのみち映画資料館

観光・見学 尾道

おのみち歴史博物館


館内にある金庫の扉

広島県の銀行発祥の地

 おのみち歴史博物館の建物は旧尾道銀行本店を改装した博物館で、平成17年(2005年)4月にオープンしました。大正時代に建てられた建物で、尾道遺跡の出土品展示や財間文庫などがあり、尾道に関する特別展も開催されます。

 尾道は、中四国から商品が集まり、平安時代から港町として栄えてきた場所です。明治時代には広島県で最初に銀行が設立され、銀行浜と呼ばれる金融街がありました。尾道銀行は明治28年(1895年)10月に尾道貯蓄銀行として設立されたのが始まりです。大正11年(1922年)1月1日に普通銀行に転換し尾道銀行と行名を変え、昭和前半に2回の合併を経て現在の広島銀行となりました。博物館となっている建物は、大正12年(1923年)1月に尾道銀行本店として竣工し、平成16年(2004年)まで使われていました。建物の南西側に広島銀行のATMがあるのがその名残です。すぐ近くには、明治37年(1904年)に竣工された旧住友銀行尾道支店があり、中に入ることはできませんが、銀行浜の雰囲気を感じることができます。


施設外観

展示室の様子

銀行の様子を色濃く残す館内

 エントランスの床は竣工当時のままで、入り口付近の床にある曲線は窓口カウンターが置かれていた名残です。ちなみに、現在の受付に置かれているテーブルは広島銀行時代に使われていたものです。エントランスには、絵はがきを元にした尾道の古い写真や、近世の発掘調査で出土した伊万里や唐津、中国大陸から朝鮮の陶磁器、尾道鉄道の資料などが展示されています。

 館内に入ると銀行らしい大きな金庫が目に留まります。昭和33年(1958年)に設置され、扉の総重量は約1トン。いかにも厳重なハンドルが付いています。「この過剰なほどゴテゴテした装備は当時の流行では」とのことです。中は2階構造になっていて、上にある小さな扉は換気や非常時の脱出口として設置されています。

 館内には尾道の文化調査を行っていた故財間八郎氏からの寄贈である財間文庫があり、尾道についての資料が豊富にあります。


館内の様子

竣工当時のカウンターの跡

おのみち映画資料館


館内の様子

古い倉庫を使った映画資料館


施設外観

 おのみち歴史博物館のすぐ近くに、おのみち映画資料館があります。この場所も銀行浜と呼ばれた一角で、資料館の建物は、明治31年(1898年)に、藩政時代の問屋座会所・諸品会所を受け継いで銀行兼倉庫業として開業した倉庫を利用しています。館内の天井を見上げると立派な梁が巡らされていて当時の様子もわかります。映画資料館は2000年4月にオープンしました。受付は昔の映画館の切符窓口のようになっていて、思わず見たい映画のタイトルを伝えてしまいそうです。館内では、尾道でロケを行った作品の展示や映画の歴史について知ることができます。

 映画資料館というのは全国的に見ても珍しく、多くの映画の舞台になった尾道ならではの施設です。8ミリカメラや映写機の実物展示、1895年にパリで行われたシネマトグラフの一般上映風景ジオラマ、映画発明のきっかけとなったゾートロープの体験展示もあり、映画について知ることができます。資料館の奥にはミニシアターと映写室があります。1960年代の映画館映写室を再現したもので、実際の状況を知ることができます。


受付

館内天井

ゾートロープ

映写室を再現

尾道を舞台にした作品紹介

 小津安二郎の代表作である東京物語は尾道が重要な舞台となっています。彼の映画作りについての解説や撮影現場での写真、作品年表、実際に使われていた道具などの展示もあり、東京物語については、ロケ地マップや1953年の公開当時のオリジナルポスター、英語版ポスターなど貴重なものも見ることができます。2階には広島県出身の新藤兼人監督の資料やポスターも揃えられていて、日本の映画黄金期の雰囲気を感じることができます。その他にも、「はだしの花嫁」「故郷」「うず潮」「憎いあンちくしょう」など尾道で撮影が行われた作品のロケ風景写真も展示されています。


小津安二郎コーナー

東京物語ロケ地マップ

館内を彩るポスター

 資料館内は邦画のポスターで彩られています。主に尾道で営業していた映画館から協力を得たもので、18,000枚ものポスターが収蔵されていて、定期的に展示替えがされています。取材時は黄金の喜劇映画特集が行われていて、クレージー作戦シリーズや社長シリーズのポスターが壁中に張られていました。「あまりにポスターの枚数が多いためテーマにあったポスターを探すのに苦労するんです」とスタッフが語ってくれました。資料館では不定期に尾道にゆかりのある人の企画展も行われ、映画の歴史を見ながら、あの映画も尾道だったのかと驚きも感じる展示となっています。


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ミニシアター
 

施設名 おのみち歴史博物館
カテゴリ 観光・見学
エリア 尾道
住所 広島県尾道市久保1-14-1
電話 0848-37-6555
料金 一般 200円
おのみち映画資料館共通 500円
中学生以下無料
※上記価格は取材時のものです。
営業時間 10:00-18:00
入館は17:00まで
火曜・年末年始休
※火曜日が祝日の場合は翌日休
※臨時休館あり
交通

JR尾道駅から約1.3km
徒歩約20分、自転車約5分

WEB

公式HP

施設名 おのみち映画資料館
カテゴリ 観光・見学
エリア 尾道
住所 広島県尾道市久保1-14-10
電話 0848-37-8141
料金 一般 500円
中学生以下無料
※上記価格は取材時のものです。
営業時間 10:00-18:00
入館は17:00まで
火曜・年末年始休
※火曜日が祝日の場合は翌日休
※臨時休館あり
交通

JR尾道駅から約1.3km
徒歩約20分、自転車約5分

WEB

公式HP

地図は映画資料館の場所です。歴史博物館は映画資料館のすぐ裏手にあります。
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インタビュー
歴史博物館受付 寺谷かおりさん
歴史博物館受付 寺谷かおりさん

 建物自体が重要文化財の歴史博物館です。外観を楽しんだ後は、ゆっくりと中の歴史資料をご覧ください。

Snapshot

歴史博物館 カウンター

エントランスの吹き抜け

旧住友銀行尾道支店

財間文庫

映画資料館 屋外に置かれた映写機

映画資料館 屋外に置かれた映写機

ジオラマ

映写室に展示の小物

取材日:2015年3月13日 | Top > どこに行く> 広島側陸地部 > おのみち歴史博物館・おのみち映画資料館


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