白滝山と五百羅漢

観光・見学 因島

360°の大パノラマ


展望台から細島方面を望む

 白滝山は因島の北部にあり、裾野には住宅地が広がる里山の風情が漂う山です。山の中腹には巨大な岩々が見られます。山頂には展望台があり、因島大橋や生口橋をはじめ、因島周辺の多島美が360°見渡せて、しまなみ海道でも有数の景観スポットとして整備されています。春には除虫菊畑、また山頂にある観音堂と500体もの石仏がある五百羅漢も見所のひとつです。

 登山道は2ルートあり、ひとつは尾道市因島フラワーセンターの山側にある表参道駐車場から登るルートです。山頂までは徒歩で約25分。仁王像のある山門を通り、大小200体の石仏も堪能できるルートです。2つ目は、フラワーラインの終着点にある八合目駐車場を利用するもので、山頂までは徒歩約8分。白滝山からの絶景を気軽に楽しむことができます。どちらのルートも尾道市因島フラワーセンターを目印にするのがおすすめです。

 このフラワーラインは大浜崎灯台がある因島大橋のたもとに通じています。坂道が続きますが、大浜崎灯台からおよそ3kmの道のりです。


山頂からの風景

因島フラワーセンター

登山道

山頂に到着

白滝山の歴史


山頂にある五百羅漢

 白滝山の標高は227mで、1567年に因島水軍六代目の村上新蔵人吉充が、白滝山の東にある竜王山に青木城を建立した際に、白滝山を控えの要塞や見張所として利用するために観音堂を建立したと伝えられています。現在は因島大橋がまたいでいる海峡の布刈瀬戸を中心に、尾道や三原方面を見張って、狼煙を上げて連絡したそうです。


山頂から因島大橋を望む

山頂から南を望む

柏原伝六と五百羅漢


太兵衛の作と伝わる不動明王

 白滝山の石仏は1827年頃に柏原伝六とその弟子たちによって作られました。柏原伝六は因島で生まれ、熱心な仏道修行者で、42歳で悟りを開き、儒教、仏教、神道、キリスト教を合わせた一観教を開きました。世の中を平和にしようとした信仰は、中国地方を中心に1万人を越える信者を集めました。白滝山の五百羅漢は、尾道の石工太兵衛をはじめ、約10人の石工を招いて3年かけて彫られたと伝えられています。石仏掘りは、多くの参拝者を集め、伝六は百姓一揆かと危惧した広島藩庁から厳しく取り調べを受けました。取り調べでは十分な説明を行い解放されたましたが、その後すぐに落命してしまい、毒殺されたとも言われています。因島では、現在でも伝六さんと呼ばれ親しまれています。また伝六の生誕地である重井には伝六ロードと名付けられた道もあります。

 頂上には、自然石の多宝塔や釈迦三尊像、十大弟子像などが所狭しと並べられています。石仏は愉快な表情をしているものも多く、ひとつひとつ顔をのぞいていくと楽しいですよ。観音堂のすぐそばにある多宝塔の裏には、石工頭であった太兵衛の渾身の作と伝わる不動明王が彫られています。黒々とした石に彫られていて力強く、背後では炎が揺らいでるかのようです。

 休憩展望台の横には十字架を持った観音様が彫られていて、一観教にキリスト教が含まれていることを実際に目にすることができます。また観音堂の裏には恋し岩と呼ばれる岩が奉納されていて、重井に伝わる民話と共に紹介されています。


さまざまな表情の石仏

さまざまな表情の石仏

十字架観音

恋し岩


施設名 白滝山と五百羅漢
カテゴリ 観光・見学
エリア 因島
住所 広島県尾道市因島重井町
交通

土生港から約10km
車で約15分 自転車で約1時間

Loading...
Snapshot

八合目の駐車場

駐車場脇にある登山口

登山道

登山道脇にある慈母観音

山頂にある五百羅漢

山頂の様子

さまざまな表情の石仏

フラワーライン

取材日:2015年2月2日 | Top > どこに行く> 広島側島嶼部 > 白滝山と五百羅漢


カーソルをあわせてフラッシュする画像はクリックで拡大表示します。

しまなみ海道の旅行・観光情報サイト「しまひと」は地元の旅行会社により運営されています。

運営会社:株式会社西日本観光 企画制作:インバウンド事業部