村上水軍博物館

見学・観光 大島

水軍の歴史を伝える


大島石に刻まれた村上三島書の銘板と村上武吉像

 村上水軍博物館は、旧宮窪町役場横にあった能島村上水軍資料館をパワーアップして2004年にオープンしました。水軍の歴史を学び体験できる日本で唯一の登録博物館です。村上氏の末裔の蔵にあった歴史的文物約1,300点や、能島水軍城の出土品など6万点以上を収蔵しています。

 この博物館の特徴は、海賊衆と呼ばれた水軍の歴史を、分りやすく展示していること。常設展示場を順番に回れば、水軍の歴史がよく分かるように計画されています。さらに、そこで見た水軍の歴史は、3階の展望室に上がると、その舞台が目前に広がります。そればかりか、博物館の前から宮窪漁協が運営する潮流体験船が出ていて、歴史の舞台そのままの海に行くことも可能です。

館内案内


3階展望室

 屋外展示には、まずモニュメントとして能島村上氏の当主、村上武吉、その長男の元吉、次男の景親の像があります。ちなみに、館内には彼らが着用した陣羽織や、景親が初陣のとき武吉が舞ったとされる横笛などが展示されていますよ。また、資料提供に協力した和田竜氏著「村上海賊の娘」を記念したレリーフや、機動戦の主役、小早船「初代・武吉丸」が展示されています。この復元船は、1990年に日本一の水軍レースを目指して復元されたものです。

 1階のエントランスホールでは水軍の基礎知識を得られる映像が放映されています。海賊ライブラリーでは、村上水軍に関する文献約700冊を閲覧することができます。また、カフェテリアも併設されているので、休憩や食事でご利用ください。水軍グッズや地元産品を販売しているショップもあります。

 2階には常設展示室、企画展示室、わくわく体験ルームなどがあります。常設展示室は1~5室のゾーンに分かれていて、順路に従って観覧すれば、水軍の歴史や知識を理解できるようになっています。企画展示室は年に3~4回の頻度で特別展が開催されています。わくわく体験ルームでは、甲冑や小袖を身に着けてみることができます。記念写真はぜひここで撮ってください。

 3階は展望室です。すぐ目の前に、展示室で学習した村上水軍が活躍した海が広がります。

 村上水軍博物館は、しまなみエリアの歴史学習に欠かせない水軍の詳しい知識を得ることができる、貴重な博物館です。車も自転車も、しまなみ海道の出入口からは少し離れていますが、ぜひ少し足を伸ばして見学してみてください。


小早船

常設展示室入り口

常設展示室

常設展示室

甲冑や小袖を身に着けてみよう

カフェテリア

村上水軍について

 村上氏は、南北朝から戦国時代にかけて活躍した海賊衆で、この地、能島以外に、来島、因島の三家があり、後世には三島村上氏と呼ばれました。三島村上氏は強い同族意識があり、その強力な海上武力を背景に瀬戸内海の広いエリアを支配。火力と海上機動性に長けた戦法で戦時に活躍したばかりでなく、平時においても、水先案内、海上警固、海上運輸などの重要な役割を果たし、軍事面や物流面で、時の政府をも動かす実力を持っていました。

 世の移ろいとともに、来島と因島の村上氏は諸大名と結びついていきましたが、当地の能島村上氏は独立性が高く、どの大名にも臣従することはありませんでした。その後、秀吉の時代に発布された海賊停止令により、海賊衆に与えられていた権利が停止されたため、大名配下の水軍へと姿を変えていきました。江戸時代には御船手組として海を所管する業務に従事し、幕末まで活動をつづけました。


エントランスホール

常設展示室

海賊ライブラリー

展示品には詳しい説明がある


施設名 村上水軍博物館
カテゴリ 見学・観光
エリア 大島
住所 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285
電話 0897-74-1065
料金 常設展示室観覧料
一般大人 300円
高齢者 240円
学生 150円
駐車場 無料
※料金は取材時のものです。
開館時間 9:00-17:00
入館は16:30まで
月曜休(祝日の場合は翌日)
年末年始休館
交通 宮窪港から約1km
車で約3分
自転車で約10分
WEB 公式HP
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インタビュー
(前)館長 矢野均さん
館長 矢野均さん

 当館3階から見える宮窪の瀬戸。そこを舞台に活躍していた海賊衆を想像しながら、ご観覧ください。

Snapshot

村上元吉像

村上景親像

「村上海賊の娘」レリーフ

ショップ

四阪島に関する展示

企画展示室

取材日:2014年12月4日 | Top > どこに行く> 愛媛側島嶼部> 村上水軍博物館


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